■ 原因の中心は→単語力と「音」の不足! 

はじめに
なぜ英語が出て
 こないのでしょうか?
英語的発想に
      近づくために
 ◇超基本動詞1 have@
 ◇超基本動詞2 haveA
 ◇超基本動詞3 get
 ◇超基本動詞4 make
 ◇超基本動詞5 take@
 ◇超基本動詞6 takeA
おすすめ自主トレ方法1
おすすめ自主トレ方法2
簡単な内容なのに思うように英語が口から出てこないもどかしさ、あなたも経験があるのでは?
どうして英語がスムースに口から出てこないのか、あらためてそのわけを考えてみましょう。

●単語がわからない
例えば、「渋滞にあって遅れちゃったよ。」、英語にするとどうなるでしょうか。

      

【発話の例】
I was caught (stuck) in a traffic jam, so I was late. 渋滞にあって遅れちゃったよ。

I was caught (stuck) in 〜 という部分は慣れていないと出てこない表現です。
ただ、何とか相手に言いたいことを伝えるためには完全な文でなくてもいいわけです。
この場合、a traffic jam がキーワードになります。
完全な文でなくても、このキーワードを言えば相手に「交通渋滞にはまったんだな」ということは伝わるでしょう。
でも知らなければとても苦労しますね。
「渋滞にあった。」なんて難しいよ、と思われた方、次の会話はどうですか。

「テーブル(の上)をかたづけてくれる?」は英語で何て言うでしょう。「渋滞〜」の文よりはやさしそうですが。
     

Would you clear the table? でOKです。
Please clear the table. でも言いたいことは伝わりますね。
clear(クリアー)は日本語でも使うなじみのある言葉です。ただ「かたづける」という動詞の意味があることは知らなかったのではないでしょうか。
「単語がわからない。単語を知らない。」 という場合、ある単語について一部の意味しかわかっていない、ということもよくあるケースです。

●英作文に時間がかかってしまう
英語が出てこないもう1つの大きな原因は、言いたい日本語を英文に組み立てようとして頭の中で行う作文の“作業”に時間がかかってしまう、という点です。
学校の英語の授業でよくやった、「次の日本文を英文にしなさい。」という問題に取り組むのに似ています。

次の2つの日本文を声に出して即座に英語で言ってみましょう。
@ 「彼はそのことを知っているの?」
A 「彼のお父さんは何を知っているの?」





@ Does he know that?
A What does his father know ? ですね。とっさに口から出ましたか?

かつて中学1年の英語の授業で「彼は〜しますか?」という日本文を英文にするとき、一瞬、Doを使うかDoesを使うか迷った後、「主語は三人称単数のheだからDoにesをつけてDoes he 〜?だ…」、といった「思考過程」を誰しも経験したことがあるはずです。
「Aの場合、his father はhe に置き換えられる三人称単数だから…」
でもこのような「思考過程」を会話でやっていたのでは時間がかかって会話が進みませんね。

頭の中で英作文を組み立てるのに時間がかかってしまう、ということを一言でまとめると、
日本語にとらわれてなかなか英語そのもので発想することができない、ということです。
もちろんこれは無理もありません。
何十年も日本語だけで考え日常会話を日本語だけで行ってきた普通の日本人が、そう簡単に英語的な発想ができるようにはなりません。
ただ、少しでも英語的な発想に近づく方法はあります。
次のページでその方法についてお伝えします。
その前にちょっと確認したいことがあります。

★文法の力や作文力は弱くてもOK。大切なのは「音」です。
   〜「ドゥーヒー(Do he 〜?)」は聞いたことがない〜
元来、語学力は耳で聞いた「音」が原点です。この「音」を原点に「聞く」→「話す」の反復で身についていく能力が会話力です。
先ほど例にあげた「Does he 〜? 」の英文も、英会話の世界では文法的な知識はとりあえず必要ありません。
なぜ「Do he 〜? 」ではなく「Does he 〜?」かというと、「ダズヒー〜」とは何度も聞いたことがありますが、「ドゥーヒー〜」とは聞いたことがないからです。その他の説明は基本的に必要ありません。
もちろん英会話を習得する過程で、文法を知っていることは助けになりますし、いくつかの基本的な文の決まりを学ぶことは大切です。
ただし、英会話を始めようとする方の中で、「学校の英語が苦手だった」と言う方は、そのことを気にすることは全くありません。
それでは、次に少しでも英語的な発想に近づく方法についてお伝えします。

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